米上院、オバマケア代替・延長法案をいずれも否決
アメリカ上院で、健康保険改革法、いわゆるオバマケアの将来を巡る不確実性が増しています。オバマケアの核心である健康保険料補助金支給問題の解決に向け、共和党と民主党がそれぞれ発議した法案が12月11日(現地時間)、上院の採決でいずれも否決されたことで、オバマケアの行方はさらに予測困難になっています。共和党が主導したオバマケア代替法案は、上院採決で賛成51票、反対48票を得ましたが、上院通過に必要な60票を確保できず、結局否決されました。当該法案は、ビル・キャシディ上院保健・教育・労働・年金委員長とマイク・クレイポ上院財政委員長が共同で発議したと伝えられています。共和党のオバマケア代替法案に対する採決では、民主党上院議員47名全員が反対票を投じました。また、共和党所属のランド・ポール上院議員も反対票を投じ、共和党内部でも意見が分かれる様子を見せました。民主党が発議した法案は、オバマケアによる健康保険料補助金支給を3年間延長する内容を含んでいました。しかし、この法案も賛成51票、反対48票を得るにとどまり、上院通過に失敗しました。民主党のオバマケア補助金延長法案の採決では、共和党からスーザン・コリンズ、リサ・ムルコウスキー、ダン・サリバン、ジョシュ・ホーリー上院議員ら4名が賛成票を投じました。これは共和党内でもオバマケアの一部条項に対する支持が存在することを示唆しています。今回の上院採決の結果、年末に終了予定のオバマケア健康保険料補助金支給に対する懸念が強まっています。
オバマケア補助金支給中断は、数百万人ものアメリカ人が健康保険を失う可能性があるという分析も出ています。オバマケアはバラク・オバマアメリカ大統領時代に推進された健康保険改革法案で、低所得層に健康保険加入のための補助金を支給することを主な内容としています。しかし、共和党はオバマケアが政府の過度な介入を招き、健康保険料を上昇させるという理由で、持続的に廃止を主張してきました。オバマケア廃止および代替法案の策定に向けた共和党の努力は、ドナルド・トランプ政権時代にも続きましたが、再三議会の壁を越えられませんでした。今回の上院採決の結果は、オバマケアを巡る政治的論争が依然として鋭く対立していることを示しています。アメリカ議会専門メディア「ザ・ヒル」は、「今回の上院採決はオバマケアの将来に対する不確実性をさらに高めた」と評価しました。また、「オバマケア補助金支給問題解決のための与野党間の交渉がさらに難しくなる可能性がある」と展望しました。アメリカの健康保険政策専門家たちは、「オバマケア補助金支給が中断された場合、低所得層の健康保険加入率が大幅に低下する可能性がある」と警告しています。彼らは「政府と議会が早急に解決策を設けるべきだ」と促しました。今回の上院採決後、ホワイトハウスは公式声明を通じて「オバマケアは数百万人ものアメリカ人に必須的な健康保険を提供している」とし、「議会が超党派的に協力し、オバマケア補助金支給を延長しなければならない」と明らかにしました。オバマケア補助金支給問題解決に向けた議論は今後も続くと予想されます。ただし、与野党間の立場の違いがあまりにも大きく、短期間で合意点を見出すのは難しいだろうという見方が大勢を占めています。
